昨年11月21日~29日に開催したYouTube限定配信によるオンライン講演会『知ってほしいな「きょうだい」の育ちと気持ち』。
おかげさまで、最終的に300名を超える方々からお申し込みをいただき、岩手だけでなく全国各地の方に動画を見ていただくことができました!
講師の有馬桃子さんからは、「きょうだい」の育ちや気持ちについてはもちろんのこと、家族それぞれのライフステージの変遷に触れながら、家族全体への支援の大切さについても、分かりやすくお話ししていただきました。
それぞれの立場で今すぐできる小さな支援のヒントや、心地よく過ごすためのヒントもたくさん提案していただき、本当に有意義な内容の講演会となりました。
動画視聴後のアンケートにご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。
少し時間が経ってしまいましたが、アンケートで寄せられた参加者からの感想の一部をご紹介させていただきます。
◆「きょうだい」当事者より
・ 「自分は1人ではない」と知れたことがとても嬉しかったです。
・ 今までは、ネガティブな気持ちを持つ自分を否定的に感じていたので、救われた気持ちになれました。
・ きょうだいの気持ちがたくさん言葉にされており、これまで気付けていなかった自分の気持ちに気付くことが出来ました。
・ きょうだいとして、相談できる相手がいること、場所があるということは、とても意味があると思いました。もっと早くにこのような団体があることを知りたかったです。
・ 「きょうだい」という言葉をもっと多くの人に知ってもらいたいなと感じました。
・ 現在の仕事をする上で、いろいろな葛藤もありますが、「きょうだい」として育ったことが強みだとも思っているので、きょうだいの一人としてできることを考えていきたいです。
◆「きょうだい」の親より
・ これまで以上に、きょうだいとの時間も大切にしていこうと思いました。
・ きょうだいがこれからの人生において、親の高齢化や自分自身の社会との関わりの中で困ったり悩んだりすることがあるかもしれないことを知ることができました。
・ きょうだいとして相談できる場があることを知り、心強く感じました。
・いろいろな支援を利用することで家族みんなが笑顔になれるなら、利用を考えてみようと思いました。
・ どうしても障害のある子を中心とした生活になってしまうので、きょうだいがどんな気持ちなのか気になっていました。貴重な話を聞けて良かったです。
・ きょうだい支援は子どもの頃から必要だと思いました。住んでいる地域では支援をしている場がないので、行政などに相談してみようと思っています。
◆「きょうだい」への支援者より
・ きょうだいとして、また支援者としての講師の具体的な経験から、きょうだいが人生の中で感じうる思いや悩みを知ることができました。資料もとても分かりやすかったです。
・ 家族それぞれの社会との関係や発達をふまえた考え方が参考になりました。
・ きょうだいという立場ではない支援者として葛藤がありましたが、周りの大人ができることを具体的にご教示していただいたことで、頭の中が整理され、とても勉強になりました。
・ 子どもの見方に関する視野が広がり、教員がきょうだいのセーフティーネットであるという自覚を教員同士で共有する必要性を感じました。
・ どの子も「遠慮なく甘えられる時間」と「見守ってもらっている安心感」が必要なのだと改めて感じました。
◆病気や障がいのある方への支援者より
・ 障害のある本人支援に関する研修会は数多くありますが、きょうだい支援に着目した内容はこれまであまりなかったので、貴重な機会をいただきました。
・ 障害のある方ご本人やご両親に対しての支援を行ってきた中で、これまであまり意識できていなかった「きょうだい」の目線で考えることができ、家族支援の奥深さについても考えることができました。
・ 家族がモビールのように影響し合い、無意識にバランスを取ろうとするということに改めて気付かされました。家族には、安心した関係や環境が欠かせないということも再認識しました。
・ 小さな子どもであっても、いろいろな思いを抱えているのだろうと感じました。本人や保護者だけでなく、きょうだいに対する支援も併せて考えていくことが、ご家族全体を支えることに繋がるのだと思いました。
・ きょうだいについての研修を福祉に関わる多くの人に受けてもらいたい、そして、より多角的で包括的な家族支援が広まることが望ましいと思いました。
◆福祉、医療、教育に関わる仕事を目指している学生より
・ 今回の講演で初めて「きょうだい」という言葉があることを知りました。特別な支援を必要とする子どもだけでなく、きょうだいという立場の子どもに対する関わり方としても、とても勉強になりました。
・ 些細な言葉がけや、それぞれの名前で呼ぶことなどは、今すぐにでも実践できることだと思いました。
・ きょうだいの気持ちにも寄り添える支援者になりたいと思いました。
・ 親だけでなく、周囲の人がきょうだいに対して「あなたを見ているよ。」ということを伝えていくことも大切だという言葉を聞いて、きょうだいではない自分にも出来ることがあると思いました。
◆「きょうだい」に関心を持ってくださった方より
・ 「きょうだい」については、最近初めて言葉を知り、どんなニーズや支援があるのか関心を持って参加しました。きょうだいだけではなく親の思いも含め、発育段階に応じたお話が聞けてとても勉強になりました。
・ 息の長い活動になるためには行政の支援や金銭的サポート、何にもましてこのような課題があることについて、社会的に認知度を高めていくことが大事だなと感じました。
ご紹介させていただいた感想は、ほんの一部ですが、この他にも、ミニパネルトークや岩手のお菓子紹介コーナーの感想、シブサポいわてへの応援メッセージなどもいただき、皆さんからたくさんのパワーをいただきました!本当にありがとうございました。
動画視聴期間が終了した後に、「お知らせに気付くのが遅れ、申し込みが間に合いませんでした」「ちょうど忙しい時期と重なり、ゆっくり視聴することができませんでした」…といった声が届いておりました。
ご要望が多い場合は、オンライン講演会の再配信も検討したいと思っております。再視聴等のご希望がありましたら、シブリングサポーターいわて事務局(sib.iwate@gmail.com)まで、お気軽に連絡くださいませ。
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